赤ちゃんへの英語教育 いつから?なぜ?どんなふうに?

さとパパ

英語教育は早いうちに始めたほうがいいと聞きますが赤ちゃんのうちから始めてもいいのでしょうか?

BCVCさん

もちろんです!私は早ければ早いほどいいと思いますよ!

赤ちゃんへの英語教育 なぜ早いほうがいいの?

赤ちゃんへの英語教育「臨界期ってなに?」

さとパパ

僕も最近英語を勉強し始めたんですけどやっぱり大人になると頭が固くなりますね~

BCVCさん

そうですよね。大人になってから勉強すると「子供の時ってどうしてあんなにどんどん吸収できていたんだろう」って思うことがたくさんありますよね。実は頭が固くなっているというよりは「言語習得の臨界期を超えている」のでちょっと苦労しちゃうということなんですね!

「臨界期」とは人間、いや、動物が生きていくうえで必要なことを学習できる、生まれてからのある一定期間のことを言います。環境(教育)がその子どもの才能に大きな影響を及ぼす時期のことを指し、「感受性期」ともいうそうです。言語にかかわらず、音感にも使われたり、動物がコミュニケーションをとる方法の習得など幅広く使われます。

有名な話でいくと、31歳まで聴覚障害が誰にも分らなかった女性がアメリカにいました。彼女の聴力は補聴器によって正常レベルと言われるまでになりましたが臨界期をすぎてからの習得だったため、流暢な英語を話せるようには生涯ならなかったようです。※興味のある方は詳細をこちらの文献で是非お読みください。→スティーブン・ピンカー著・椋田直子訳、「言語を生み出す本能(下)」

「使っていない脳を使うとちょっと疲れる….」と感じたことありませんか?それは私たちの脳が、普段は使わないことは不要と判断して取捨選択をするものだからだそうです。言語の話に戻るとなんと生後9か月にして赤ちゃんの脳は「これは僕の生活には必要ない、あ、これは必要だな」と取捨選択していくようになり、3歳から7歳にかけて(所説色々あり)母語を話すのに必要のない音についてはシャットアウトしていくようになるといいます。

さとパパ

「r」と「l」の発音の違いなど、発音や聞き取りについては特に早く始めたほうがいいというのはこういう科学的な根拠からきているんですね!

BCVCさん

その通り!赤ちゃんから英語を学ぶメリットはこのようなことがあります。臨界期のお話をしましたが、もちろん大人になってからでも全く学べないというわけではなく、大人になってからは赤ちゃんのような脳の若さはありませんが、「社会脳」という別の脳の働きにより習得しやすくなるという説がありますので、ご心配なく!!あくまでも「英語は必要な言語なんですよ」ということを脳に忘れられないように、赤ちゃんのうちからちょっとずつ刷り込んでいけたらいいですよねということです。

赤ちゃんへの英語教育「母国語の日本語と英語で混乱しない?」

さとパパ

ところで、英語を早いうちに赤ちゃんに教えていくと、赤ちゃんが母国語である日本語と英語の使い分けに混乱することはありませんか?

BCVCさん

我が家の次男は生後6か月からアメリカ暮らし。日本語は家庭内のみでしたが5歳になる現在、混乱はしていません。」混乱していないことにポイントなのは「生後6か月から」というところです。

ある一定の年齢まで(3歳から7歳と言われています)はこどもの脳内では「英語脳を構築する場所」&「日本語脳を構築する場所」を別々に作りあげていきます。それが上記でお話した臨界期を過ぎると次第に使われなくなった脳の神経細胞は不要と見なされ衰えてしまい、新しく言語脳を構築することが難しくなってしまいます。

こう考えると臨界期までに英語脳、日本語脳をきちんと構築しておくと二つの言語が混乱を招くことがないことが見てとれると思います。

逆に、英語脳、日本語脳の二つの構築がないまま臨界期を過ぎて英語を勉強し始めた場合は別のところに作っていかないといけないので相当の苦労がかかるといいます。小学校就学前にそろそろ習い事でも….と思い、英語を始めたとしても英語脳の構築がそもそもありませんので英語の吸収の仕方が違うと言われています。

ちょうど「ほんまでっかTV」に分かりやすい動画(音声)がありましたのでご参考までに載せておきます。(11分後くらいからがバイリンガルについてのトピックです)

「ほんまでっかTV」の武田先生によると「能力というのは喪失すること」だそうです。(悲)

さとパパ

脳が使う脳部分と使わない脳部分を取捨選択しておく前に、英語脳を作ってしまっておこう!ということが大事なんですね

BCVCさん

はい!先ほど「6か月がポイント」とお話したのは、始めるタイミングが大事で、なるべく早くから始めたほうがいいということです

赤ちゃんへの英語教育「何をやったらいいの?」

BCVCさん

今までお話してきたように赤ちゃんには3歳(~7歳)以降の幼児期と違い、「l」と「r」などどんな音でも聞き分けられる特別の能力があるとお話しました。ではこの時にできる限りネイティブの話す自然な英語の音を浴びせて刺激を与えてあげることがいいですよね。

さとパパ

英語圏の国で暮らしていれば一歩外に出ればそれが可能ですが、日本にいる場合はどうでしょう。

筆者はDVD,ネイティブの先生のいる英会話教室….と色々考えましたがたまたま近所のインターナショナルスクールが週に1回自由にネイティブの先生と英語で遊ぼうというクラスをしていましたのでそれに通いました。ほかの日本人のお母さんと話したり、外国人のお母さんとお話したり、子供たちは外国人の先生と様々な遊びをしたりと親子共々家でDVDを見たり過ごすよりもとても良い時間を過ごすことできました。また、英会話教室よりも敷居が低く、1回1200円ほどの開催で行ける時にだけ行くというペースの気軽さでしたので、体調を崩しやすく気分ムラも激しい赤ちゃんでも参加しやすかったです。

それと、近所の公民館では、子供たちを英語に触れさせたいと考えるママさんたちが有志でネイティブの先生(というか、日本で子育てをしているアメリカ人のママさん)を呼んで開催していた英語のプレイグループなるものがあり、そこにも参加させてもらっていました。

今は英語教育の大切さが謳われていますので、お近くにそういった気軽な英語サークルなどがない場合は気の合うお友達と企画して立ち上げてみるのも子育て中の気分転換になっていいなと思います。

赤ちゃん、子供への英語教育は長期的な働きかけが重要ですので家庭での本読みや歌を聞かせたり、DVDを一緒に見たりすることも大事ですが並行して気分転換をしつつ、同じような考えのママさん達と情報共有をしながら実際にネイティブの英語を話す人と接する場もあると尚良いかなと思います。

まとめ

赤ちゃんの時期は、授乳、ミルク、おむつ替え、離乳食….と基本的なお世話でてんてこ舞い!な毎日ですが実はこんな大切な脳の発育時でもあるんですね。ただただかわいいだけの赤ちゃんがとても偉大な人間に見えてきます。

2020年には大きな教育改定があることが文科省より発表されています。

新しい指導要領は下記の通り。(https://studystudio.jp/contents/archives/36662)より抜粋3.

  • 1.学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力・人間性
  • 2.生きて働く知識・技能
  • 3.未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力

 

AIのおかげで英語は学習する必要がないのでは?と言われることがありますが、人間ならではの翻訳、表現力は残念ながら人間にしか理解することができません。グローバル化が進む世の中で、英語、日本語両方での深い思考力、幅広い表現力を身につけることは必須となってきます。言語は確かに単なる道具ですが、使いこなすのは単純ではありません。赤ちゃんの時からのちょっとした働きかけがお子さんの将来のためになると思うとやる気もでてきますよね!頑張りましょう!